15章からなるゾクチェン・アティ

table contents of Dzogchen Atri

 

 

མན་ངག་ཁྲིད་ཀྱི་རིམ་པ་ལག་ལེན་ཐུན་མཚམས་དང་བཅས་པ་བཞུགས་སོ།

ゾクチェン・アティの教え


目次

 

〇第一部 加行

1)無常の瞑想

2)発菩提心、帰依、懺悔

3)マンダラ供養

4)グル・ヨーガ

 

 

〇第二部 本行

対象のある禅定の瞑想

5)心を発見するア字の瞑想

 

対象のない禅定の瞑想

6)禅定の瞑想

7)禅定を完成させる瞑想 (Sky Gazing)

 

ありのままの境地の真意に引き会わせる

8)自己発生する原初の智恵を見極める (初心のツァルン)

9)心の穢れを除く方法 (三つのゾクチェン根本瞑想)

10)穢れ無き原初の智恵を実践する方法 (日常生活と瞑想の融合方法)

 

 

〇第三部 解き放ちを完成させる教え

11)夜の間に習気を克服する方法 (睡眠中の実践と夢のヨーガ)

12)昼の間に顕現を使って訓練する方法

13)朝と晩に思考を実践する方法

14)絶えまなく自分の本当の姿に引き合わせる方法

15)透明な智恵への導き入れ (祈りの言葉と、ポワの教え)

 

 

 

慈悲深いラマに拝礼します。

この教えはラマや持明者や成就者達の間で、

修法と神通によって伝授されたリクパについての秘密の教えである。

特に頂点の教えを集めた見解である。

散文の形式で述べたものであり、

その真意を指差すように示したものであり、

口訣を文字を用いて伝授した教えである。

 

瞑想修行について一度にまとめた解説であり、

原初の智慧(イェシェー)を剥きだしに見る実践である。

心と出会えるように与えた教えであり、

その真意を根本から把握したものであり、

言葉の要点を噛み砕いて教えたものである。

リクパだけを追い駆け探し求めたものであり、

ブッダの成就を力強く獲得する教えである。

 

宝のような秘密の教えを説く次第は三つの部分に分かれている。

未熟な心の連続体を成熟させる為の加行の教えと、

成熟した心の連続体を解き放つ為の本行の教えと、

解き放ちを完成させる禅後の行為である。