ボン教の参考文献リスト

日本語で読める本

★★★智恵のエッセンス NEW

    シャルザ・タシ・ギャルツェン著 ロポン・テンジン・ナムダク・リンポチェ解説

    森孝彦訳 春秋社刊

「Heart Drops of Dharmakaya」の日本語訳版。既に八ヶ国語に翻訳されていて、世界中で読まれ講義されている名著。ゾクチェンのエッセンスを凝縮して書いてある。言説を超えているゾクチェンの思想と修行階梯についてシステマティックに書かれているので、入門書としても優れているだけでなく、要点が網羅されているので上級者も携帯したい一冊。ボン教ゾクチェンの決定版。

 

★★★チベット ポン教の神々 NEW

    国立民族学博物館編集

ポン教の企画展示についての図録。図版多数。ボン教の歴史からトンパ・シェンラップの伝記や儀礼まで、アカデミックな視点からまとめられている。日本語で書かれているボン教の書籍のニュースタンダード。私が書いた「ポン教僧院の生活と修行」という記事は是非読んでください。資料としても買っておく価値あり!

 

★★チベットの言語と文化  冬樹社

サムテンカルメイ氏のボン教に関する著名な論文の妙訳が収録されています。チベット文化に興味のある人ならその他の論文も是非読んでおきたいもの。絶版で手に入りにくいが大学や大きな図書館で見つかるはずです。

 

★★季刊仏教 no.26特集チベット

ボン教の基礎知識が得られる他、シャンシュン・ニェンギュが一部日本語訳されています。

 

★マンダラ     立川武蔵著   学研 

2ページにわたりボン教のマンダラがカラーで紹介されています。

 

★精神世界専門誌「とんぱ」3号特集チベットⅡ

三宅伸一郎氏によるボン教寺院訪問記が収録されています。ボン教のことを手軽に読めます。

 

★ユリイカ12月臨時増刊総特集死者の書(1994年)

チベット学者ラオフの論文が邦訳されています。

 

ボン教学統の研究     光嶌 督 著   風響社

第1章でボン教経典とシャンシュン語について触れられています。現在は手に入りにくいかも。

 

ボン教を知るための本

★★Yungdrung Bon-The Eternal Tradition

   Lopon Tenzin Namdak & John Reynolds

   Bonpo Translation Project

ボン教についての基本的な項目について書いてある。収録されているトンバ・シェンラップの伝記は外国語で書かれたものでは量質とも一番。プライベート出版。

 

★★★The Necklace of gZi

    Namkhai Norbu著     Narthang publications

著者は著名なニンマ派のラマ。ボン教を含むチベットの古代文化について書かれた本。チベットについて興味のある人に最適。目からうろこが落ちます。是非読んでいただきたい一冊。読み安い英文。

 

★★The Bon Religion of Tibet

      Per  Kvaerne著    Serindia Publication   ハードカバー (1995/10/18)

ボン教のタンカや像を美しいカラー写真で 解説したもの。ボン教の神々や図像学について興味のある人におすすめ。著者のパー・クベルネはオスロ大学の教授で、ボン教についてのたくさんの論文を発表されています。

 

★Bon its encounter with Buddhism in Tibet

  B.L.Bansal著          Eastern Book Linkers

西洋の学者が行ってきたボン教研究の概論がよくまとめられています。内容的には古い。入門書。英文も読みやすい。222ページ。近年ペーパーバック版も出版され入手しやすい。

 

★The Treasury of Good Sayings : A Tibetan History of Bon    

 Samten G. Karmay編・訳        

チベット語原典は「レクシェ・ズ」と言うシャルザ・タシ・ギャルツェンによるボン教歴史書の決定版。ボン教徒でこの本について知らない人はいない。チベット語から英語への妙訳。最近まで絶版で手に入らなかったけれど、インドの出版社から再出版されました。中級者むけだが、ボン教に興味のある人は持っていたほうがいいかも。

 

ゾクチェンについての本

★★★Heart Drops of Dharmakaya     

     Shardza Tashi Gyaltsen 著 Lopon Tenzin Namdak Rinpoche 解説

     スノーライオン出版

数ヶ国語に翻訳され世界中の人々によって読まれている本。ボン教ゾクチェンの経典を元にしたロポン・テンジン・ナムダク・リンポチェの講義風の本。本書の巻末にはチベット語の原典経典が収録されています。ボン教の神々の図像も多数収録されています。絶対読んで欲しい一冊。日本語版も「智恵のエッセンス」と言うタイトルで出版されていて入手できます。

 

★★★Bonpo Dzogchen Teachings

       Lopon Tenzin Namdak Rinpocheの講演集 John Reynolds編      

プライベート出版で手に入りにくかった「Bonpo Dzogchen Teachings」を再編集加筆したもの。脚注も充実しています。前半では、顕教・密教と比較しながらゾクチェンの見解について述べています。後半は、ゾクチェンの瞑想について自由なスタイルで語られています。付録としてボン教僧院の教育課程についても触れられています。本書については、現在邦訳を進めています。日本の皆さんに是非読んでいただきたいと思います。

 

★★ The Philosophical View of the Great Perfection in the Tibetan Bon Religion

    Donatella Rossi              スノーライオン出版

いずれもボン教ゾクチェンの重要経典であるシャンシュン・ニェンギュから「十二の小さなタントラ」、ダパ・コルスムから「ライオンの咆哮」がそのまま英訳されています。チベット語は話せないけれど、ゾクチェンの経典を読んでみたい人には最適。アルファベットナイズドされた原典との対訳。序文も興味深い。315ページ。

 

★★★Bonpo Dzogchen Teachings

       Lopon Tenzin Namdak & John Reynolds         Bonpo Translation Project

中観論、Chittamatra(唯識論)、マハムードラなどの空性論と比較しながらゾクチェンの思想について書かれた好書。ゾクチェンの思想について知るのに最適。ゾクチェンの実践についても触れられています。92ページ。プライベート出版。

 

★★ Practices from the Zhang-Zhung Nyan Gyud

       Lopon Tenzin Namdak & John Reynolds          Bonpo Translation Project

シャンシュン・ニェンギュに基づいたゾクチェンの実践的解説書。加行からゾクチェンの修行までを知ることができます。61ページ。プライベート出版。

 

★★ The Little Luminous Boy      

       Samten G. Karmay著     White Orchid Books

シャン・シュン・ニェンギュ(以下ニェンギュ)にまつわる二枚のタンカについての研究書。ニェンギュのラマの系譜と教えについて書かれた本書はとても興味深い。ニェンギュについて知りたい人は一読するべき。White Orchid Booksはタイの出版社。

 

★The Stage of A-Khrid Meditation

  Per Kvaerne and Thupten K. Rikey 翻訳     LTWA

アティの経典の一部分を英訳したもの。残念ながら本文は堅苦しく読みにくい英文だが、序文のアティの解説は多少役に立つかも。巻末にチベット文字の経典が収録されていますが、時々スペルが間違えています。108ページ。

 

★The Great Perfection: A Philosophical and Meditative Teaching of Tibetan Buddhism

  Samten G. Karmay著     E.J.BRILL

ゾクチェンについての研究書。とても有名な本書が再販されている。ボン教のゾクチェンについてもふれられています。ボン教とヴァイローチャナとの関係を論じた所は一読の価値あり。著者はもともとはボン教のゲシェで現在はパリ大学の教授。ボン教についてのたくさんの論文を発表しています。257ページ。

 

★Wonders of the Natural Mind : The Essence of Dzogchen in the Native Bon Tradition of Tibet  Tenzin Wangyal (著), Andrew Lukianowicz (著) ペーパーバック (1993/02) Station Hill Press

著者ゲシェ・テンジン・ワンギャルはインド・メンリ僧院で教育を受けたボン教のゲシェでした。現在はアメリカのリミギャ・インスティテュートの主管で世界各国でボン教の文化や瞑想をを紹介されています。ゾクチェンに付いての入門書。著者の子供時代の興味深い修業体験が収録されています。

 

★Visionary Encounters and Dzogchen Teachings from Golden Advice

    Adriano Clemente訳           Shan Shung Edizioni

青地にテンバ・ナムカ が表紙のこの本はイタリアのニンマ派のセンターで作られています。出来たら手に入れたい一品。21ページ。

 

ボン教のタントラ、教学、歴史などな

★The Arrow and the Spindle

    Samten G. Karmay著    Mandala book point

サムテン・カルメイ氏のアンソロジー。第三部に収録されている「A GENERAL INTRODUCTION TO THE HISTORY AND DOCTRINES OF BON 」は「チベットの言語と文化」に一部日本語訳されています。先ずは読んでみることを勧めます。600ページ。マンダラブックポイントはネパールのカトマンズにあるとても有名な出版社兼書店。

 

★The Nine Ways of Bon    

   David L. Snellgrove編・訳    Shambhala Pubns

著名なチベット学者スネルグローブによる本書は西洋人の学者によるはじめての本格的ボン教研究書。ロポン・テンジン・ナムダク・リンポチェが編纂に参加していています。ボン教経典ジジの妙訳でボンの九乗について取り扱っています。ボン教の古代的側面や呪術的側面について知りたい人にもいいかも。序文だけは一度は読んでおくことを強くお勧めします。アルファベットナイズドされたチベット語原文との対訳。この本が再販されたのは本当に奇跡。

 

★★Drung,Deu and Bon

      Namkhai Norbu著    LTWA

チベットの古代文化とボン教についての論文集。中級者向け。327ページ。

 

The Healing  Practice for Sipdpa Gyalmo

Lopon Tenzin Namdak & John Reynolds          Bonpo Translation Project

近年外国人の弟子達が積極的に取り入れている行法。34ページ。プライベート出版。 

 

The practice of Chod in the Bon tradition   "The Laughter of  the Dakinis"  

by Shardza Rinpoche John Reynolds 訳  Bonpo Translation Project

シャルザ・タシ・ギャルツェンによって書かれたボン教のチュー。今日、もっとも一般的に行われているボン教のチューの瞑想。プライベート出版。 

 

The Threefold Practice of the primordial state of the Mother tantra

John Reynolds訳          Bonpo Translation Project

ボン教の高度な密教、マギュの経典に関する祈りの言葉が英訳され、解説されています。この祈りの言葉はボン教ゾクチェン修行者にとっては定番中の定番。プライベート出版。

 

Samaya commitments for the Mother tantra

John Reynolds訳          Bonpo Translation Project

マギュのサマヤ戒についての本。アティに基づいたポワについての実践的な記述が収録されているのが興味深いです。プライベート出版。

 

The practice of Phurpa

John Reynolds          Bonpo Translation Project

密教プルバの本。プライベート出版。

 

Unearthing Bon Treasures : Life and Contested Legacy of a Tibetan Scripture Revealer, With a General Bibliography of Bon (Brill's Tibetan Studies libr     

Dan Martin (著)   Brill Academic Pub

著者のダン・マーティンは有名なチベット学者。たくさんのボン教についての論文を発表されています。ボン教中興の祖であるシェンチェン・ルガの伝記について書かれています。後半は参考文献が列挙されています。中級者や研修者向け。

 

The Twelve Deeds

Sangye Tandar訳  Richard Guard編    LTWA

トンバ・シェンラップの伝記。たくさんの図版を収録していますが、本文自体は量的に少ない。この本のチベット語版を読んでボン教徒の子供達は育ちます。35ページ。

 

Tibetan Yogas of Dream and Sleep

Geshe Tenzin Wangyal(著)

 

辞書

★★★A Lexicon of Zhangzhung and Bonpo Terms NEW

    国立民族博物館

ボン教の経典にはボン教徒の中でだけ使われる単語や用語が多数存在します。これらは通常の辞書には決して見当たらないものです。本書は大阪にある国立民族博物館が数年にわたって行ってきた、ボン教調査プロジェクトの成果の一つ。チベット語の目次に、チベット語と英語の意味が併記されています。ボン教の経典を読む時には、なくてはならない辞書。もはや必需書。

 

シャン・シュン王国についての本

Divine Dyads Ancient Civilization in Tibet   

John Vincent Bellezza著   LTWA 

 

On Zhang-Zhung           

Seibert Hummel(著)  Paljor Publications

 

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